『3歳までの子育てに大切なたった5つのこと』

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3歳までの子育てはとても大切だというけれど…忙しすぎて日々過ごすだけで大変。でも何かできることがあればしてあげたい、そんなときはこの本はどうでしょうか。
大切なことを5つに絞って書かれています。ロングセラー本で多くの図書館にも置かれています。

3歳までの子育てに大切なたった5つのこと
(監修:佐々木正美、出版社:講談社、出版年:2013年)

どんなことが分かるの?
子どもが親を信頼するために大切なことがわかる
子どもの要求に応えることの効果がわかる

お気に入りポイント

挿絵が多くて読みやすい

監修者の佐々木正美先生はたくさんの育児書を書いています。ロングセラー本の『子どもへのまなざし』(福音館書店、1998年出版)を知っている方も多いかもしれません。分厚い本なので読むのに少し時間がかかりますが、私も大好きな本です。

今回の『3歳までの子育てに大切なたった5つのこと』は、『子どもへのまなざし』にも書かれているような内容が、とても分かりやすく書かれていました。

挿絵が多くて、あなたはABどちらのタイプ?といった形式でパパっと読めます。全98ページ。

ただタイトルの「大切なこと5つ」はかなり大変な5つです。
・子どもが笑いかけてきたら、何度でもほほ笑み返す
・泣いたら、何度でも何千回でもあやす
・自分でやりたがっている時は、焦らずできるまで待つ
・子どもが遊んでいる時に、振り返って見てきたら声をかけて見守ってあげる
・見守るだけじゃなく、一緒に遊びを楽しむ

家事、育児でバタバタしている中でこれを毎日するのは大変。家事の手を止めてやるのは根気がいります。

でもなるべく意識してやっていると、安心するようになったのか、子どもが一人遊びが上手になったように思います。集中力がついたような。長い時間ギャーギャー言わずにケロッと機嫌を直すようになったり。

本には「母親への信頼と安心」を子どもが抱くようになる、それがこれからの「人生の基礎、人間関係の基礎」になると書かれています。

祖父母は母親のサポートを一番に

大切な5つは、やりたくても実際は忙しかったりイライラしてできなかったりします。余裕がないとできません。

この本で一番参考になったのは、
育児の主役はママ。パパや祖父母が育児に参加するのはいいけれど、家事を手伝う・ママの話を聞くといった「母親のサポートをする、いわばすぐれた助演俳優のようになってください」と書かれていたことです。

パパや祖父母もせっかくなら子どもと遊びたいだろうし、家事をお願いするのは悪いなと思って、なるべく家事は全て私がしていました。
でも育児をお願いしても、子どもがグズッたり、ミルクを上手くあげれていなかったり…逆に大変になって疲れます。余裕のあるときはいいのですが。

この本を読んで、思い切って家事をお願いすると楽になりました。
パパにはゴミ担当と洗濯機を回すのをお願いしています。缶やペットボトル、段ボール、おむつや生ごみなど、集めて捨てるのは全てパパが担当です。結構面倒だったのでかなり楽になりました。

義父母にはさすがに言いづらいですが…でも、何か家事を手伝おうかと言ってもらえたら素直に甘えようという気持ちになりました。一時保育の利用も真剣に考えたり。

余裕が出たら、さきほどの「大切な5つ」もやれる気がする。

大変なときは家事を手伝ってもらうのが子どもために良いこと、と分かっただけで気持ちが楽になりました。

関連情報

Googleブックスで目次を閲覧できます。読もうか迷ったらチラっと。

育児
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