恐怖のイヤイヤ期。できたこと以外に、子どもが「我慢した」ことも褒めて乗り切る。

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育脳関連の育児本を多く書かれている久保田競さん。1980年代から子どもの脳関連の書籍を書かれていて、脳のスペシャリストです。

育脳家族 家族みんなで頭が良くなる本』を読みました。

子どもの脳を鍛える方法が書かれていたので、早速やってみています。イヤイヤ期の息子のご機嫌とりにも効果ありで助かっています。(以下、水色枠内は本から抜粋)

「しなかったら」褒める

「よくできたね」と褒めることは、我が家でよくやっています。自分で靴が履けたら、「よく1人で履けたね!」とか。

でも「しなかったら」褒めるのはあまりしません。本によると、これをすると脳の前頭前野にある、右の四四野が鍛えられて、行動を制御するのが上手くなっていくそうです。

「しなかったら」というのは、例えば…

・赤信号で渡らない

・駐車場で走り回らない

といったもの。「積極的にやらない」ことを選択できたら褒めます。

赤信号は渡っちゃダメ!、駐車場は走らない!と言いがちだけれど、「赤信号でずっと待っていられたね」「駐車場で注意して歩けたね」と褒めるのを忘れないようにします。

遊ぶのを止めて、家に帰るのをグズったりしたときも、「もっと遊びたかったけど、バイバイできたね。」と言ったり。

褒められると、子どもも嬉しそうな顔をしたり、機嫌がよくなってきたりします。

ちなみに、本にはこのように書かれています。

人間の脳には「できたらほめる」ことで活性化させる部分も確かにありますが、同時に「積極的にしない」ことを選択することで良くなる部分もあることを忘れないでください。

「食事中に立ち歩かない」ということも、「食事が終わるまで立っちゃだめ」と叱るだけではなく、「最後までよく座って食べられたねえ」とほめることで、「食事中に立ち歩かない」ということができるようになります。

褒めるのって難しいですよね。忙しいと褒める余裕がないです。だめ!こら!、と注意するのに集中してしまって、子どもが我慢した努力を忘れてしまいます。

でもなるべく、褒めるように意識しています。

子どもなりにがんばって、気持ちを切り替えたり、理解しようとしてくれたら、忘れず褒めるように。褒めたら、少し得意げな表情を見せてくれたりして、可愛いです。

StockSnapによるPixabayからの画像

一時的な記憶力を鍛える

私はちょっとしたことを覚えるのが苦手です。頼まれていた買い物を忘たり、お店を予約した日時を覚え違いしたり。子どもには似てほしくないなと思っています。

本を読んでいると、「ワーキングメモリーを鍛える」方法が書かれていました。人間の前頭前野にあるもので、0歳から鍛えられるそうです。

ワーキングメモリーは、今起こっていることを一時的に記憶するときに使っているもの。電話番号をメモするまで覚えておくとか。目的を達成した後は、早く忘れてしまっていい記憶。

私に不足しているのはまさにこれ。私みたいにならないように、子どもは鍛えないと。

方法は簡単です。

何かをしている間に、次のことの「手がかり」を伝えます。そして、その「手がかり」をずっと覚えておく練習をします。たとえば…

「服を着替えたら、電車を見に出かけようね。」とか、

「公園に行ったら、おやつにバナナを食べようね。」など。

服を着替える間ずっと、電車のことを覚えておく必要があるので、ワーキングメモリーが鍛えられるそうです。息子は電車やバナナが好きなので、しっかり覚えています。

子どもが好きなものを使って始めるとやりやすいです。

子どもが大きくなってきたら、トランプの神経衰弱や、言葉を逆さまから言わせるのもいいそうです。

ほかに、目的地までの道順を伝えておき、忘れたふりをして「次はどうするんだっけ?」と尋ねるのも、鍛える方法として紹介されています。

印象に残った言葉

本には、初めて知る内容が多く、印象に残った言葉もたくさんありました。

前頭前野では、十二歳くらいで大脳皮質の厚さがピークとなり、大人と同じくらい働く…ですから十二歳ごろまでに、たくさん脳を使うようなことをしないといけません。

…どの時期にどの働きを強化するか、というのもものすごく大事なことです。

十二歳でピーク!小学生でピークになるなんて早い。脳を使うってどんなことをすればいいのか…。

自己流だけれど、子どもが考えたり想像したりする時間をなるべく作るようにしています。

上手な人が人がやっているのを見ると、ミラーニューロンが働き、その運動がやりやすくなる

…下手なお手本は見せないようにすること…上手な人が近くにいなければ、ビデオなどで上手な人の姿を見せるのでも構いません。

子どもは何でも良く見ていますもんね。

子どもの前では、下手なお手本になるような行動はしたくないけれど…難しいです。映像で見せるのも効果があるのは驚き。

できなかったときに罰を与えても意味はありません。叱っても脳は発達しないのです。

それよりも、できたときにほめる、約束事をさせてそれを守ることができたときに、…「ご褒美」を与えるほうが、脳の発達にはずっと効果があります。

脳の発達を考えると、叱ってもいいことはないんですね。ご褒美は子どもが癖になりそうで心配だけれど、叱るよりはいい時もありますよね。

叱ってストレスを与えて、頭が悪くなると思うと、叱るのをグッと堪えてやり過ごせることが増えました。

本には他にも知らなかったことがたくさん書かれていました。2010年出版で少し古い本なので、情報が最新ではないかもしれませんが。

最近出版された本もあるので読んでみたいです。

育脳家族 家族みんなで頭が良くなる本

育児
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