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新生児がNICUに入院。入院費用は意外に少なくてすみました。

赤ちゃんがNICU(新生児集中治療室)に入院すると、いくらぐらいの費用がかかるのか気になります。私は出産後、赤ちゃんがNICUに運ばれて入院しました。

費用がいくらになるのか心配でしたが、有難いことに実質支払った費用は2千円程度で、予想していたよりかなり少なくすみました。

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入院の背景、治療内容

妊娠中は特に問題なし。赤ちゃんは、予定日通りに大きな産声を上げて生まれてくれました。

そのため、出産後にNICUに運ぶと言われたときはとても驚きました。
お医者さんからは、
「赤ちゃんの呼吸が不安定で、個人病院では万が一容態が悪化したときに対応できない。NICUに入院して、検査をして様子をみる方がいい。」と説明を受けました。

出産から半日後にドクターカーが病院に来て、赤ちゃんはNICUの病院へ搬送。NICUでの検査の結果、呼吸が不安定なのは数日で自然に治るということでした。

それでも赤ちゃんが入院中はとにかく不安でしょうがなかったです。気持ちをリフレッシュするために名前事典(アマゾンのページにとびます)を見て赤ちゃんの名前を考えたり、母乳のためのマッサージ(アマゾンのページにとびます)をしたりしていました。

保育器の酸素濃度を上げて、2日程度過ごし、3日目には保育器を出ました。4日目に再度検査をして様子を見たうえで、5日目の朝に退院。

幸いにも短い入院期間でしたが、入院と治療の費用は数十万円になると聞いて、とてもビクビクしていました…。

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入院でかかった費用、負担金額

今回の入院でかかった全体の費用は、おおよそ75万円。

ただ補助制度の申請(未熟児養育医療の適用、医療費の自己負担(2割)償還払い申請)により、自己負担した金額は、2千円程度でした。補助制度については、病院を退院するときに、担当の方が説明をしてくれました。

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支払い方法

退院の時は、入院費用の支払いはなし。

請求書が後日送付されます。振込で支払うか、再度病院へ支払いに行かなければなりません。請求書の金額は、全体の費用ではなく、未熟児療育医療の適用額を除いた金額(自己負担分の約2千円)にしてくれていました。

支払いは終わっても、まだやることがあります。

市町村の市役所で未熟児療育医療の申請が必要です。市町村から決定通知が届くのに1か月ほどかかるので要注意。決定通知が届いたら、再度病院に行って、決定通知書のコピーを提出しました。

これを提出しないと、未熟児療育医療が適用されなくなり、適用されなくなった分を支払わないといけなくなります。これらを退院後、約2~3か月で終わらせないといけなかったので、大変でした。

補助を受けるために申請したもの

①未熟児療育医療と、②医療費の自己負担(2割)償還払いの2つを、住んでいる市町村の市役所で申請しました。

私は出産後も里帰りしていたので、住んでいる市町村の市役所まで行くのに時間がかかりました…。生後間もない赤ちゃんを連れて移動するのは心配なので、実家で見ておいてもらって申請に行きました。予想以上に手間と時間がかかるので要注意です。

未熟児養育医療

私の住んでいる市町村では、適用対象となるのは、『未熟児(出生体重が2000グラム以下または医師が入院を必要と認めた児)であって、入院養育を必要と認めた児』となっています。

私の赤ちゃんは、出生体重3,700gでしたので、「医師が入院を必要と認めた児」にあてはまっていました。NICUの病院を退院するときに、担当医師が記載してくれた「養育医療意見書」という書類を、渡されました。これを、申請のときに一緒に提出します。

乳幼児の医療費自己負担分(2割)の償還払い

私は里帰り出産であったため、この申請も必要でした。

里帰り中は、乳幼児の医療費無償(マル福が適用される分)については、いったん自分で立替えて支払いになります。

先ほどの自己負担額2千円について、マル福の適用になっている分があれば返金されるので、住んでいる市町村の市役所で申請しました。ただ、今回は対象となる金額はゼロでした。

NICUへ搬送されることになったとき、赤ちゃんの容態はもちろんのこと、費用面でも心配していました。しかし、思っていた以上に制度が充実していて本当に有難かったです。