木のおもちゃはつまらない?遊び方は予想以上に多い!じわじわ長く使える。

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子どもって、おもちゃを買ってもすぐに飽きますよね。新しいおもちゃを買うとき、何を買おうかとても迷います。

どれもすぐに飽きそうだなと思ってしまったり。子供だましに見えるときがあって、買うのを躊躇してしまったり。

そんな時に、こちら↓の本を読んだらとても参考になりました。木のおもちゃやボードゲームなどが紹介されています。どのおもちゃも全てカラー写真付き。遊び方の例が書かれていたのが特に参考になりました。

絵本とおもちゃでゆっくり子育て(柿田友広著、マイルスタッフ出版、2017年)

遊び方は意外にたくさんある

木のおもちゃって、見た目がシンプルだったり、抽象的だったりするので、正直どうやって楽しめばいいのか分かりません。例えばこれ↓

ドイツで作られた、NIC社のプラステンというおもちゃ。子育て支援センターで見たことがあったのですが、どうやって遊べばいいのか私の中で謎でした。とりあえず、棒にコマを差すけれど何が面白いのか…。

本を読んで、棒に差す以外に、ひも通しに使ったり、おままごとの具材やお金にしたりできると知って、なるほど!と思いました。他にも、積み木代わりにしたり転がしたり、年齢に合わせて使い方はいろいろ。

他にもこの積み木↓。同じく支援センターにあったのですが、どうやって使えばいいのか…。一度ドミノ倒しを私がしてみたけれど、子どもは完全無視。

ウールレンガ積み木(ドイツのデュシマ社のおもちゃ)といいます。

本で紹介されていた写真で、動物園ごっこに使われていました。動物のまわりをレンガ積み木で囲っていくと、動物園のできあがり。これまた、なるほど!!ごっこ遊びで、囲いがあると一気にイメージが膨らみます。

早速支援センターで、木の積み木を使って、私が街と道っぽいものを作って、木の車を走らせてみると、子どもが食いついてきました

今まで積み木には、あまり興味を示さなかったのに。積み木をじっと見て、積んでみたり並べたり自分なりに遊んでいました。

あまりにもシンプルな積み木で驚きましたが、その分イメージが膨らむし、何にでも使えてごっこ遊びには向いているのかもしれません。

大人が遊び方を見せるって大事ですね。木のおもちゃは奥が深いです。

子ども受けがよくないと思っていたけれど、木のおもちゃは遊び方を見せてあげたり、大人が一緒に遊び方を見つけていくと、長く使えるおもちゃなんですね。

面倒だけれど、その分愛着がわいたり、個性が育まれたりして良さそうだなと感じました。見た目は素朴だけれど、落ち着きがあるし、遊び方も広げられるし。本には他にも木のおもちゃが、年齢別や遊び方別に紹介されていて、遊んでみたくなります。

みんなで楽しめるアナログゲーム

ゲームもいろいろ紹介されています。面白そうなものばかり。電子メディアなどのデジタルではなく、全てアナログのものです。可愛くて一番気になったのは、「ワニにのる、」というゲーム。

サイコロを振って、ワニの上に動物を乗せていくゲーム。見た目が可愛くて、遊び方も簡単。親戚の子どもとやったら、喜びそうだなぁと想像してます。

ボードゲームなら、親戚の集まりとかで時間を楽しく過ごすのに使えると思います。たまにはボードゲームもいいなぁと思ってしまう魅力的なものばかり。子どもはスマホゲームの方が喜ぶかもしれないけれど…一緒にやったら楽しそうで私が欲しくなります。

著者の柿田さんは、子どもの本とおもちゃのお店「百町森」をされています。お店には、おすすめのおもちゃで実際に遊べる場所(有料)があります。(詳細はホームページ

とても楽しそうで、子どもと行ってみたい!ただ、お店の場所が静岡県なので、残念ながら私は少し遠いです。お近くの方はぜひ。

おもちゃと子育ての考え方に驚き

おもちゃを通した子育てについても本には書かれています。

そんな考え方があるんだ!と印象的だったコメントが多数あって、おもちゃ選びの参考になりました。(以下、枠内は『絵本とおもちゃでゆっくり子育て』の本から抜粋です)

「体を使う遊びは戸外でやるべきで、室内では指先や手や頭を使う集中できる遊びをということに、ずっとこだわってきました」

うちでは室内で三輪車を使用していて子どももお気に入り。

でも、やっぱり外で思い切り乗り回す方が楽しいですよね。家の中で使うおもちゃは、ままごとセットなど、落ち着いて、集中して遊べるようなおもちゃを充実させるのがいいのかも。

ちなみに、ままごとの具材は、花はじきやお手玉などの抽象的なものがおすすめされていました。子どものイメージでいろいろな料理に見立てられるからだそうです。

人参やトマトなど具体的なものだけじゃなく、花はじきも立派なままごとのおもちゃになるんですね。確かに児童館などで、子どもたちが頻繁に手に取っています。子どもの空想力ってすごい。

「遊ぶ環境が整った中では、子どもたちは興味のあるテーマを自主的に選び取り、内容を深め満足感を得ようとします。それに対して、いわゆる「学習」は、たいてい大人がテーマを持っていて、子どもに言葉の伝達に寄って教えるという形をとります。」

遊びは自主性がベースにあるけれど、学習は受け身がベース。乳幼児向けのリズム体操や英会話とかは、効率的に子どもを伸ばせそうだし、遊び感覚で楽しめます。でも、子どもが自由に遊べることも大切なんですね。

自分で遊ぶことと「学習」のバランスが大事なのだと知りました。

「子どもに見せなきゃならないものは文化なのです」

「「ゆるキャラ」は一体何なのか。…ウケ狙いではなく、ぜひ中身で勝負して欲しい。キャラクターさえつけておけば売れる、というものは裏を返せば、中身がない、と言っているようなものです」

キャラクター駄目なの!?文化を感じられない??と驚きました。我が家は何を買うか迷ったら、とりあえず子どもが喜ぶキャラクター商品を選んでしまいがち。

でも文化が感じられるものは素敵ですね。あまり高いものは買えないですが。

ハブラシなどの日用品はキャラクターOKでも、長く使うものはキャラクター無し&少し上質なものを探してみよう!と思いました。

「(クリスマスに)子どもの希望したとおりにプレゼントが届く、というのは必ずしも正解ではないのではと思います。…希望を反映させたいなら、100%子どもに選ばせるのではなく、「二者択一」「三者択一」といった方法に持っていくのも手です。」

「私は「プレゼントを選ぶのは大人」と考えています。…なぜなら、「子どもは環境を通して育つ」からで、親が子どもの環境作りに責任を持たなければならないからです。」

クリスマスに希望したものが貰えないなんて…私は辛すぎる(泣)。

ただ、子どものことをよく観察して、何が必要か大人が判断するのは、小さいうちは特に大切なんですね。

そこまでしなくても、という気もするけれど…たかがおもちゃ、されどおもちゃ。子どもが欲しいものだけを選ぶのではなくて、子どもにとっていいものを大人が選んで与えるのも必要だなと思いました。

でも、クリスマスに希望のものが貰えなかったら、私だったら物凄くがっかりしてしまうと思います。我が家はクリスマスと誕生日だけはできる限り希望のものをあげたいかなぁ。

他にも本には、著者柿田さんのいろいろな考え方が書かれていて、参考になりました。

グーグルブックスで少し試し読みできますよ♪

育児
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