赤ちゃんの遊びについて知るなら、こんな本はどうでしょうか。
『きほんの遊び142 0~3歳赤ちゃんの発達に合わせて楽しむ』
(監修:中川信子、出版社:小学館)
どんなことが分かるの?
・保育園でするような、昔ながらの基本的な遊びがわかる
・家にあるものや身体を使った遊びがわかる
・今すぐできる簡単な遊びが分かる
・成長に合わせた遊びが分かる
・遊びの目的や効果が分かる
お気に入りポイント
成長に合わせた遊びが紹介されている
1歳までは月齢別の分け方ではなく、首すわりのころ・おすわりのころ・歩き始めのころといった分け方で遊びが紹介されているので、子どもの成長に合わせて適した遊びを知ることができます。
砂場遊びや滑り台など、いつごろからやらせて大丈夫なのか分からなかったりしませんか。私は第一子の子育ての時、分からず疑問に思っていました。
この本には、はいはいの頃の遊びとして、砂場遊びやすべり台の楽しみ方が紹介されています。
メジャーな遊びが、いつごろからデビューできるか分かるので参考になりました。
はいはいの頃に砂場遊びはまだ早いかなと思ったけれど、思い切って遊ばせてみると子どもは興味津々。
慣れてくると砂場でハイハイしたり、他の遊具でも遊ぼうとしたり。意外にできるものなんだと驚きました。
手遊びなど簡単な遊びがたくさん
工作したり、モノを準備したりする必要がない遊びがたくさん紹介されています。
手遊びや歌遊び、身体を使った遊びなど。
「こちょこちょ」や「肩車」、「♪だるまさん、だるまさん、にらめっこしましょ…あっぷっぷ」といった、本のタイトル通り基本的な遊びがメイン。すでに知っていたり、やっている遊びも多かったです。
でも、知っていても実際にはやっていなかった遊びがいくつもあったと気付けました。
例えば「ボールころころ」。
単純な遊びですが、私は子どもにボールを持たせるだけで、上手く遊べていませんでした。子どもはボールに興味を持ってくれず。
この本を見ると、はいはいのころの遊びとして「足を広げて向かい合わせに座り、互いにボールを転がし、受け取る」「相手にちょうど届くように力加減を調整しながら」と紹介されていました。
本の通りやってみてしばらくすると、ボール好きになりました。ボールがあると自分から取りにいって遊んだり。
他にも遊び方は簡単なものばかり。短文ですがきちんと説明されていて可愛い挿絵付きなので、1~2分で読めてすぐ実践できます。
遊びの『効果』も紹介されている
先ほどの「ボールころころ」なら、「手指の器用さを育てる」「やりとりする相手との交流も楽しめます」と紹介されています。
その遊びを通して、こどものどんな成長につながるのかが分かるので、面白いです。
やってみて印象に残った遊び
滑り台
はいはいのころの遊びとして紹介されています。
まだ早いのでは、と不安でしたが書いてあるとおりにやってみると、とっても面白そうにしていました。
ポイントは普通に前向きに座って滑るのではなく、うつ伏せにして足の方から滑り降りること。脇の下を支えてゆっくり滑らしてあげます。
慣れてくると滑り降りた後で、そのまま自分で滑り台を登っていって、何度も滑っていました。まだ階段の方からは登れないので、スライダー側から夢中で登っているのが可愛かったです。
シールペタペタ
あかちゃんのからだにシールを貼って、はがす遊び。
「皮膚に何かが触れる感じをとおして、自分のからだを意識します」と説明が書かれています。
足の裏や肘、おでこに貼ると、びっくりしたり不思議そうな顔をしたり面白かったです。
真剣な表情ではがそうとしている姿が可愛らしくて。
口に入れたりしないように注意は必要ですが、簡単にできるので何度もやりました。
家にあったウォールステッカーや、キラキラのマスキングテープを使って遊びました。
関連情報
★あそびの会
この本の作成にアドバイスをしていて、「推薦のことば」を記載している石川由喜夫さんが代表をされている「あそびの会」のリンクページ。日本の幼稚園や習いごとに関するリンクが貼られています。
以上がこの本の紹介です。いかがだったでしょうか。
赤ちゃんの遊びって簡単なようで、危なくないか不安になったりするので難しいですよね。
本には分かりやすく書かれているので、参考になると思います。赤ちゃんといろいろな遊びを楽しみたいですね。